名作大河ドラマ「黄金の日日」はなぜ面白いのか分析!ブログにも通ずるものが…

どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます!

突然ですが、最近、大河ドラマ「黄金の日日」にハマリまくっています。いや~、面白いですよ!!!

黄金の日日は1978年に放送されていた大河ドラマです。

主人公は、呂宋助左衛門(るそん すけざえもん)という商人です。

戦国という時代を、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった英傑たちと渡り合った、「商業都市である堺」の人々の視点から描いています。

実は、ここだけの話?、正直、わたしは視聴するのは乗り気じゃなかったんですよね。

  • 自分が生まれる前の作品だから、古くさいんじゃないのか。
  • そもそも、主役の呂宋助左衛門が誰だかわからないので、興味が湧かない。

という理由からでした。

ただ、この大河ドラマを「マイベスト大河」として挙げている人が多かったので、はじめは、大河ドラマファンとしての義務感で視聴を始めたのでした。

見始めて、びっくり!!!

第1話から、ぐんぐん引き込まれてしまい、第1話から、すっかりハマってしまいました。

まだ序盤なのですが、わたしのマイベスト大河を更新しそうな勢いなのです。

わたしなりに、なんでこんなにも引き込まれたのか、簡単に分析してみました。その結果、ブログを書くことや好きなことを仕事にすることにも通ずるものがありました。

ストーリーが面白い!

映像とかセットを見ていると、古さは否めません。でも、それらを忘れさせるほど、ストーリーが面白いです!

貧しい奉公人である主役の助左衛門が、船に乗り異国と交易をしたい、という大きな夢を抱いています。見ていて、応援したい気持ちになりますし、どういう過程を経て、夢を叶えていくのかも気になりますね。

1話1話の中でも、ワクワクハラハラするような展開で、45分間があっという間です。

  • 主人公が危険を冒しながら、敵陣の織田信長に、名器の壺を届けに行く
  • 主人公が金ケ崎の戦いで、殿(しんがり)を務める木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)に命がけで鉄砲を届けに行く。
  • 主人公が敵陣にいる仲間を命がけで助けに行く。

などの展開がありました。

史実ではなく、おそらく創作だと思うのですが、面白いので史実かどうかということが、全く気になりません!

主人公が有名な人物でないため、どういう展開になるのかわからず、見ていてとてもドキドキします。

知名度が低いからこそ、良いのかもしれません。

冒険ものという印象が強く、少年漫画ような印象があります。特に、男性はハマりそうだなと感じました。

俳優さんたちの熱量がすごい!

これはもう、わたしの感覚になってしまうんですが、俳優さんたちの熱量が画面越しにバンバン伝わってきますだからこそ、より物語に引き込まれていくんですよね

主役の助左衛門は、市川染五郎さん(現:松本白鸚さん)、準主役級の石川五右衛門は根津甚八さん、杉谷善住坊は川谷拓三さんが演じています。

皆様のちに、大物俳優になられるわけですが、この頃は若手ポジション。エネルギシュです!そして、男くさい感じも伝わってきます。

他にも、この頃すでに大物俳優になられている俳優さんたちも素晴らしいです。

存在感と良い意味での「圧」がすごいです!これくらいの圧と存在感があったほうが、歴史上の人物はハマるのかなと感じました。

個人的に印象的なのが、

丹波哲郎さん(今井宗久)

わたしの世代ですと、霊界のスポークスマンみたいなイメージが強いんですが、今回はじめて演じられているのをみて、凄い役者さんだったんだなと思いました。渋さと存在感がすごいです!

鶴田浩二さん(千宗易)

名前は知っていましたが、この方が演じられているのも初めて見ました。落ち着いたたたずまいの中にも、存在感が凄まじくて、場の空気が変わるような印象を受けました。

高橋幸治さん(織田信長)

この方の信長も凄いという話は知っていましたが、実際に見たのは初めてでした。気品溢れるたたずまいですが、同時に狂気さのようなものも感じられます。まさに、イメージ通りの信長です。演じているといより、タイムマシーンで連れてきたのかというくらい。笑

ちなみに、高橋幸治さんはわたしと同じ新潟県の出身と聞き、テンションが上がりました。笑

キャラクターが確立されている

メインキャラの3人のキャラクター設定がしっかりしている上に、3者3様なので、面白いです!

歴史的に知名度が低い人物でも、初回からすんなり感情移入できました。

ここで、主人公たちのキャラクターを紹介したいと思います。

助左衛門・船に乗って諸外国と交易する夢がある。
・自分の夢が関わってくると周りが見えなくなる
・真っ直ぐな性格で、命がけで仲間を助けようとするいい奴。
・見ていて、応援したくなる。
石川五右衛門・子どもの頃に壮絶な体験をしているせいで、影ありまくり。
・手癖が悪く、すぐ盗もうとする。
・1匹オオカミ的だが、助左衛門のことは信用している。
・不良っぽく、色気が凄まじい。→男女ともに、人気あったと思います。
杉谷善住坊・人は良いが、気が弱い上、主体性がない。
・人の言いなりになりやすく、貧乏くじを引かされやすい感じ。
・鉄砲の腕前は一流。
・見ていて、心配で放っておけないタイプ。

知名度がなくても、想いやキャラクターが伝われば大丈夫。

よほど歴史に詳しい人でなければ、「呂宋助左衛門」をはじめから知っている人は少ないと思います。

知名度の低い主人公の大河ドラマだと、人気が出づらいものです。

それでも、黄金の日日が人気大河ドラマになったのは、話の面白さもありますが、俳優さんの熱量だったり、登場人物のキャラクターがしっかり視聴者に届いたからだと思います。

これは、ブログにも共通するのではないかと思います。

書き手の想いだったり、キャラクターがしっかり伝われば、芸能人のような知名度がなくても、ブログやあなた自身のファンは必ず現れると思います。

そんなことを黄金日日から学べました。

自分には特別な才能もないし、人より優れているところもない

だから、やりたいことや好きなことを仕事になんてできない

我慢して目の前に置かれた仕事をこなすしかない…

そうしていくと、無意識に自分の想いにも蓋をしてしまい、何をしたいのかがわからなくなってしまいます

黄金の日々の面白さを分析していて思ったのは、

知名度が低くくても、特別な才能がなくても、その人なり想いやキャラクターを見つけ、活かしていくことができれば

やりたいことをお仕事に繋げていくことが可能なのです。

まずは、あなたが無意識に乗せている蓋を外してみませんか?