周りの人から見ると、恵まれているかもしれない…
何も不満や悩みなんてないって、思われているかもしれない…
毎月、お給料がもらえて、ご飯が食べられて…ちゃんと、生活できてる…
自分が望んだ通りの人生になったはずなのに…
でも、毎日苦しくて…生きながらも心は死んでいるような…
自分の意思とは裏腹に、何かに人生を乗っ取られたような…
そんな生きづらさを抱えていませんか…??
自分が望んだ通りに公務員になって、毎月、決まったお給料がもらえるようになったのにも関わらず、そんな生きづらさを抱えていました。
そんな生きづらさの原因は、あなたの本当に大事にしたい「価値観」に気づいていなからかもしれません…
人生に大きく影響する、価値観とは?
価値観とは、どんなことに価値を見いだすのか、どんなことを大事にしていくのか、というものです。
生きていく中での判断基準や優先順位に大きく影響してくる、「自分の軸」と言ってもいいかも知れません。
だけど、価値観には実は「本物の価値観」と「借りの価値観」の2つがあり、借りの価値観で生きていくと、自分の望んだ通りの結果になったはずなのに、何だか違和感があったり、このままでいいんだろうかというような焦燥感や、先が見えない感覚で絶望に襲われたりします。
世間の常識だったり、親から言われてきたことだったり、地域や周囲の環境などの影響で、本当に自分が大切にしたい価値観とは違う価値観を、大事だと思い込んでしまう場合があります。
それが、「借りの価値観」です。
また、その借りの価値観自体は、悪い価値観だとか、間違っているというわけではありません。
一般的にみると、「良い価値観」だったりすると、余計に「借り」の価値観だと気づくのは難しいです。
わたしの借りの価値観は、「大きな会社の正社員か公務員になって、安定したお給料をもらうこと」でした。
この価値観は、わたしが高校生の頃、父親が失業した出来事に影響を受けています。
父親は銀行員でしたが、勤めていた銀行が破綻しました。
銀行員というと、公務員に匹敵するくらいの安定の職業だと思っていたので、衝撃でした。
生活していけるのだろうか、高校を辞めて働かないといけないのだろうか…
不安でした。
毎日、遅くまで働き、銀行に尽くしてきた末路が退職金も出ず、50歳を超えてから再就職先を探さなければならない。
父親のことを考えるといたたまれなくなりました。
幸い、失業保険が出たおかげで、生活は大きく変わること無く、奨学金を借りて大学進学もできることになりましたが、仕事を選ぶ時、自分が何をしたいかよりも、安定した給料がもらえるかどうかを、第一に考えるようになりました。
また、子どもの頃から、親に褒められた経験があまりありませんでした。
テストで良い点を取っても、満点じゃないと
褒められるどころか、ダメ出しされました。
かといって、満点を取ったから褒められるわけでもなく、
「完璧にできて当たり前」という感じでした。
そういった経験から、「完璧にできて当たり前で、ちゃんと結果を出さないと人から認めてもらえない」と思うようになっていきました。
最初から、公務員になれたわけではなく、ブラックな会社で働いたこともありました。
そんな経験から、やはり大きな組織で働かないと安定しないんだ、と実感しました。
安定の代表格といえば、公務員です。
公務員になれれば、「安定した給料」という結果も確実に手にすることができます。
わたしは、「大きな会社の正社員か公務員になって、安定したお給料をもらうこと」という価値観をもとに、「公務員」をゴールに設定し、公務員になりました。
「大きな会社の正社員か公務員になって、安定したお給料をもらうこと」
この価値観自体は、何も問題はないし、悪ではないですよね。
むしろ、社会人として当たり前というか、突拍子もないことを言い出すより、親も安心してくれそうな価値観です。
だからこそ、わたしは、自分の価値観が借りの価値観だと気づくことはできずに、数十年生きていくことになりました。
大事なことは、その価値観が良い悪いではなく、あなたにとって本当に大事なのか、です。
他人軸で生きることに…
借りの価値観で生きていると、自然と自分軸でなく他人軸になっていきます。
自分が本当に大切にしたい価値観が見えてない状態なので、そうなってしまうのも当然かもしれません。
「こうしたい」と強く思うこともなく、どこか自分の中心軸が一本、抜けてしまっているような感覚…
自分の意思とは裏腹に、とりあえず多数決の1番多いグループに属していないと不安…
わたしが他人軸でいた頃は、無意識に人に合わせようとして、勝手に振り回されて疲れていました。
例えば、みんなが残業していると、自分だけ帰るのが気が引けて、帰りづらくて…
急ぎの仕事でもないのに、無駄に残ってしまったりしていました。
自分が大切にしたい価値観=軸、がないと、他人に合わせることばかり考え、結局、疲れてしまったのでした。
他人との比較で、自分の価値を見い出そうとする
他人軸で生きていると、人と比べてどこまでできているか、という感じで、自分と他人を比較することでしか、自分の価値を見出すことができませんでした。
わたしは、公務員はこうあるべき、という人物像に引っ張られ、本当の自分とは違う自分になろうとして、
でも、なれなくて苦しんでいました。
優秀な同僚と比較しては、劣等感を感じ落ち込み、ますます自分を否定していきました。
公務員になって感じたのは、怒鳴られることが多いということ。
さらに、自分がミスなどをしていなくて、直接的に落ち度がなかったとしても、市民から怒鳴られたりします。
それはおそらく、政治や制度に対する不満を行政に訴えたい、という想いからだと想います。
そんな時でも、動じることなく、切り返しが上手で、対応が上手な同僚もいます。
わたしはというと、喋りは上手いほうではなく、ましてや怒鳴られたりしたら、頭が真っ白になって、萎縮してしまいます。
相槌をうつので精一杯で、結果的に優秀な同僚よりも長い時間、怒鳴られ続けることになります。
そんな自分にうんざりして、嫌気がさして、ますます自分を認められなくなっていきました。
本当の価値観を見つけることで、生きやすくなった理由
本当にやりたいことが見えてくる
本当は何を大切にしたいのか=本当の価値観
が見えてきた結果の一つとして、
本当にやりたいこと、志のようなものだったり、やりたい仕事が見えてきました。
借りの価値観のままだと、本当にやりたいと思っていることは、無意識に奥の奥に封印されたままです。
本当に大切な価値観を見つけることは、その封印を解くことでもあるので、奥の奥に眠っているやりたかったことが、出てきます。
わたしの場合は、「安定」や「結果」を重視するのではなく、「過程を大事にしながら好きなことをコツコツ継続していくこと」のほうが、自分にとって大事な価値観であったこと、やりたいことだったことに気づきました。
だから、公務員を頑張って続けていても、違和感があったのだな、と気づきました。
その結果、中学生時代に封印し、すっかり忘れ去られていた、詩を書きたい、という事を
思い出しました。
今まで、何かを表現したいというモヤモヤした気持ちがありました。
絵でも、写真でもない。何か、作るのも違う…。
詩を書くことで、自分の感情を包み隠さず出せる場所が、ようやく見つかりました。
そして、
過去のわたしのように、借りの価値観のまま進んでいってしまって、生きづらさを抱えて苦しんでいる人がいるのではないか、と思うようになりました。
そんな方の本当の価値観を見つけるお手伝いをして、少しでも生きやすくなるようなサポートをしたい、と思うようになりました。
それをライフワークとしてやっていきたい、と思っています。
他人に振り回されなくなる
本当の価値観が見つかる=自分が本当に大切にしたいことに気づく
ということでもあります。
自分軸ができてきます。
今までは、他人に合わせて物事を決めていたのが、自分で考えて決めることができるようになってきました。
残業の例ですと、
借りの価値観の時は、周りが残業してるから何となく帰りづらくて、すぐに帰れない状態でした。
自分のことなのに、自分で決めれない状態です。
でも、本当の価値観を見つけてからは、みんな残ってるけど、自分が今日やるべきことは終わってるから帰ろう。
早く帰って、自分が本当にやっていきたいことの準備に時間を使おう。
自分で考えて、自分で決めて、周りに振り回されることなく、行動に移せるようになりました。
当たり前のことなのかもしれませんが、借りの価値観の時は、それができていなかったんですね。
自分を否定しなくなった
借りの価値観の時は、他人との比較で自分の価値を見つけようとしていました。
何かにつけ、人と比べ、勝手に落ち込み、自分を否定していました。
本物の価値観が見つかってからは、自分が大切にしたいことが明確になっているので、
いろんなことで他人と比べることが、少なくなってきました。
だから、
切り返しが上手くない自分も、自分の一部として受け入れられるようになりました。
切り取った一つの場面での他人との比較で、自分の価値は決まらないんです。
だから、自分を否定する必要はないことに気づきました。
切り返しが得意な人に任せておけばいいんだ、くらいに思うようになりました。
本当の価値観を見つけるには…
借りの価値観で長く生活していると、
これが好きだ
これをやっていきたい
というような、魂レベルで望んでいることはなかなか、見えてきません。
始めは漠然としてていいんです。
こうなったらいいな
こんな毎日を送りたい
具体的に◯◯したい、とかじゃなくていいんです。
会社辞めたい
こういう人とは関わりたくない
そんなネガティブな内容でもいいんです。
そこに、本当に大切にしたい価値観が眠っている可能性もあるからです。
でも、わたし自身、1人で本当に大切にしたい価値観を見つけられたわけではありません。
とあるワークに取り組み、ブログをサポートしてもらっている先生とお話ししていく中で、見えてきました。
1人で考えても、よくわからない。
何かきっかけがほしい。
と思われている方に、わたしが本当の価値観を見つけるきっかけとなったワークシートを無料でお渡ししています。
ぜひ、お気軽にご利用ください!