「本当にやりたいことがわからない」
自分自身のことだけど、本当にやりたいことって、なかなかわかりません。
仕事はしてるけど、それは、別にやりたいことではなくて、生活のために続けているだけ…。
という状態でした。
でも、実は本当にやりたいことって、過去の自分が知っているのです。
やりたいことがわからない理由
大人になると自分の気持ちより、別のことが優先される …
「将来の夢は何ですか?」
と聞かれた時、子どもは全力でなりたいものを答えます。
でも、大人になるにつれ、世間の常識がわかってきて、生活するためにある程度お金が必要だということもわかってくる…。
そうなってくると、自分がやりたいこと、好きなことは第一優先ではなくなります。
収入や安定性、将来性なんかが、第一優先になっていきます。
収入が安定していて、将来性がありそうな仕事の中から、自分が興味を持てそうな仕事選ぶことが多いのではないかと思います。
そういった理由から、自分の本当にやりたいことに蓋をしてしまうことが多いです。
わたし自身も介護の仕事や公務員を仕事に選んできました。
まさに、自分のやりたいことよりも将来性、安定性がある業種の中から、興味を持てそうな仕事を選んだという感じでした。
過去の挫折経験やコンプレックス
他にやりたいことがわからなくなってしまう原因として、
・自分に自信がない
・親や先生、友人に無理だと言われた
・人と比べて挫折した
などがあります。
わたしもそうですが、自分に自信がないと、最初から、自分にできるわけないと諦めてしまうことがあります。
やりたいことの経験値が浅かったり、大学などで、専門に勉強してないということも、コンプレックスになったりすることがあります。
例えば、歴史は好きだけど、大学の歴史学部は出ていないから、自信が持てないなど。
親や先生、友人に無理だと言われてしまって、諦めてしまう場合もあります。
やっぱり、よく知ってる人たちが言うんだから、無理なんだと思ってしまいます。
特に、親の影響って大きいと思います。
また、人と比べて挫折してしまうこともあります。
自分よりも、知識や経験が多い人がいると、自分なんか全然駄目だと思ってしまうことがあるのではないでしょうか。
こういった経験から、自分の本当にやりたいことに蓋をしてしまって、気づいたら、何をしたいのかわからなくなってしまいます。
こういったことから、自分が過去、何をしたかったのか、どういう理由で諦めたのかを掘り起こすことは、大事なのです。
やりたかったことに蓋をした過去
わたしは、高校で進路を決めるくらいの頃、歴史の先生かカウンセラーになりたいと思っていました。
歴史については、小さい頃から歴史が好きで、もっと歴史の勉強をしたいという気持ちがありました。
歴史の授業は、周りのクラスメートは寝てたり、隠れて漫画を読んでたりしてたんですが、わたしは歴史の授業が、楽しくて仕方がなかったんです。
という、ちょっと変わり者でした。
教科書に書いてない先生の補足を聞くのが、好きだったりしました。
カウンセラーは、友達の悩み相談を受けていたりして、話を聞くことで、友達が元気になったり、前向きになったりするのが、嬉しくて…。
こんな仕事ができたら、やりがいがあるだろうなあ、と思うようになりました。
でも、わたしはその2つを諦めてしまいました。
歴史に関しては、歴史を活かせる仕事って、学校の先生、博物館等の学芸員、大学教授くらいしか、思い浮かびませんでした。
調べてみると、どれも狭き門でした。
学校の先生は、少子化の影響でなかなか採用されないと言われていました。
学芸員や教授なんかも、そもそもの採用人数が少ないので、難しいということがわかりました。
その時点で、自分には無理だと思いました。
大学の史学部を出ても、歴史に関係ない仕事に就いたら、当時は意味がないように思ってしまいました。
今思うと、学びたいことが歴史なら、史学部に挑戦してみても良かったのではないかと思っています。
カウンセラーについても調べると、大学の心理学科に行って、大学院まで行かないとなれない、と本に書いてあったように記憶してます。
さらに、企業や公的機関など、そもそもカウンセラーの採用の全体数が少ないことがわかり、これまた狭き門でした。
この時点で、また自分には無理だと思い、諦めました。
超安定志向だったわたしは、将来性があって、確実に就職できる仕事に就かないとダメだと思うようになりました。
そこで、介護関連の仕事に方向転換することにしたのです。
わたしが十代の頃から、ここまで安定志向だったのは、父が勤めていた銀行が潰れてしまった影響が大きくかったのかもしれません。
銀行でさえ潰れる時代なんだから、とにかく安全策を取らなきゃという気持ちでした。
やりたいことがやりやすくなっている 今
わたしが進路に悩んでいたのは、かれこれ20年ほど前。
当時と比べると、今は格段にやりたいことが実現できるようになっているのではないでしょうか。
わたしがやりたかった歴史やカウンセラーを例にしても、
歴史に詳しい人で、わかりやすい歴史ブログを書いている人もいます。
YouTubeで歴史関連の解説動画をアップして、収入を得ている人もいます。
学校の先生や教授にならなくても、歴史を活かして収入を得ら方法方法があります。
カウンセラーにしても、企業とか公的機関に採用されなくても、ココナラなどで、悩んでいる人の相談に乗ることができます。
相談する側からすると、カウンセラーさんが大学院で博士号取ってとか、高学歴過ぎると緊張したり、恐縮してしまったりするかもしれません。
実際に相談する場面では、そのカウンセラーさんの学歴よりも、親身に優しく話を聞いてくれる人なのかが、気にするポイントではないかと思います。
本当にやりたいことは過去の自分が知っていた
わたしは、仕事のストレスから逃れようとしたことがきっかけで、ネットの世界でお仕事を始めました。
最初にサポートしてくださった方のアドバイスで、「好きなこと」についてブログに書き始めました。
そうして、コツコツ記事を書いているうちに、たくさんの方に読んでいただけるようになり、収益も発生しました。
書いていた中身の半分が、歴史に関することでした。
そして今は、ブログやココナラを通じて、本当にやりたいことを見つけ、応援するカウンセラーをしています。
過去の自分を棚卸した結果、改めて歴史に関する仕事やカウンセラーをしたかったということを思い出したからです。
20年近い時を経て、当時やりたいと思っていた歴史に関することやカウンセラーをすることになったのでした。
とても不思議で感慨深いものがありました。
改めて、本当にやりたいことは、過去の自分が知っているなあ、と思ったのでした。
本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!!