〜いだてん〜オリンピックの歴史が教えてくれた、非常識は常識に…

どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます!!

先日、東京オリンピックが始まるということで、大河ドラマ「いだてん」の総集編が再放送されていました。

いだてんは、日本が明治時代にオリンピックへの初出場を目指した頃から、1964年の東京オリンピック開催までを描いています。


放送当時は、歴代最低視聴率を記録したりしていました。

個人的には、面白く見てましたし、スポーツ、オリンピックというフィルターを通して、日本の近代史を描いた、まぎれもない大河ドラマだと思っています。

いだてんを見ていて、歴史の流れは、今の常識を非常識に変えたり、その逆もあるなあと考えさせられました。

先人たちの努力や行動が、非常識を常識に変えてきた

オリンピックに参加するのは、当たり前ではなかった…


今の日本は、毎回、様々な競技にたくさんの選手が参加しています。


今では、日本がオリンピックに参加するのは、当たり前になりましたが、いだてんで描かれた明治の時代はそうではありませんでした。

日本が始めてオリンピックに参加したのは、1912年のストックホルムオリンピックでした。

出場選手はたった2人。国からのサポートはなく、渡航費用は自腹。

と、今からは考えられない状況でした。

体格や練習法なんかも、世界から遅れていて、結果は惨敗で、世界との差を見せつけられた大会でした。

その後、昭和に入ると、水泳や陸上などで、メダルを獲れるまでになります。

そして、近年の日本は多くの選手が活躍し、メダルもたくさん獲得していますよね。

現代の日本選手の活躍は、明治の時にたった2人の選手で挑んだ、始めの一歩があったからだと思います。

始めの一歩があったからこそ、後に続く人が増え、オリンピックに出るのがやっとだった日本が、世界と互角に戦えるようになりました。

今では、毎回、オリンピックに参加するのが当たり前になっています。

女性がスポーツをするのも、当たり前でなかった


いだてんでは、女性のスポーツの歴史についても、描かれていました。

いだてんが描かれていた、明治、大正、昭和初期の頃は、女性がスポーツをすることは当たり前ではありませんでした。

女性にはスポーツは無理!


人前で肌をさらすとは、何事!

と、言われる時代でした。

いだてんでは、人見絹枝さんという実在の女性アスリートを取り上げていました。

この方は、日本女性として、初めてオリンピックに出場し、メダリストになった方です。

人見さんは、出場したアムステルダムオリンピックで、本命だった100メートルで結果を残せず、走ったことのない800メートルへの出場を直訴します。

その時の心境について、いだてんでは、次のようなセリフで、表現されていました。

「わたし、このままじゃ日本に帰れません」


「やっぱり女はだめだ、男の真似をしても役に立たないと言われてしまいます」


「日本の女子選手全員の希望が絶たれてしまう」

と、壮絶な覚悟を持って、試合にエントリーされ、結果、銀メダルを獲得します。

この人見絹枝さんの姿は、当時の日本女性に大きな希望を与えたと思います。

人見さん活躍があったからこそ、スポーツをする女性が増えたと思います。

そして、今では、女性がスポーツをすることは、当たり前の時代になりました。

いだてんで、オリンピックや女性スポーツの歴史を見ていて、今の常識や価値観は、必ずしもずっと常識のままではないことがわかりました。

誰かがこれはおかしい、こういうふうになればいいなと思って、行動していくことで、少しずつかもしれませんが、歴史は変わっていくのです。

好きなことを仕事にして、心穏やかに生きることも常識に!?

現代のストレスの多くは、仕事に関するものが多いように思います。

仕事に行くのが待ちどおしくて、早く朝になってほしいという人は、少ないと思います。

仕事が、辛いのは当たり前で、我慢するのも当たり前。

我慢の対価として、毎月、お給料が貰える。


好きなことを仕事にするなんて、ごく一部の特別な才能がある人だけ。

という価値観が一般的だと思います。

これは、わたし自身が少し前まで持っていた価値観です。

わたしが子どもの頃は、まだ、いい大学に行って、大きな企業に就職することが、幸せになる王道ルートだと言われてきました。

どんなに辛くても、我慢して、定年まで1つの職場で働き続けるべき、だとも言われてきました。

会社の利益のためがむしゃらに働き続ける「企業戦士」という言葉もありました。

終電で帰宅するの当たり前。

わたしが幼い頃は、銀行員だった父は、毎日深夜に帰宅していました。


仕事がなによりも優先され、私生活は後回し。

今でこそ、規制され始めてますが、怒鳴り散らすなどのパワハラなんかは、当たり前にあったようです。


そして、それに我慢し続けることが求められていた…

でも、近年は少しずつ、変化が見られています。

国の方針として、残業減らす取り組みやワークライフバランスの取り組みを進めています。

こういった変化は、これまでの無理な働き方によって、人も社会にも歪みが生じてきているからだと思います。

年功序列や終身雇用も崩れてきています。

ストレスに耐え続けても、定年まで、会社が守ってくれる保証は、なくなりました。

常識だったことが常識でなくなってきているのです。

仕事のストレスは行き過ぎると、自分の心身や家族、人生も犠牲にしてしまいます。

でもそんな生活は嫌だと思い、少しずつでも行動していくことで、次第に好きなことを仕事にして、心穏やかに生きることが、当たり前の常識の1つになったらいいなと思います。


むしろ、そうなっていくのではないかと思っています。

歴史は少しずつ変化していて、行動次第で、非常識が常識に、その逆もあるんだということを、「いだてん」から気づかされました。

本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!!