海籠り志カウンセラーのみやです。
いつもお越しくださり、ありがとうございます!!
以前、わたしの同僚にこんな人がいました。
公務員でいたいけど、仕事はしたくない…
けれど、仕事は日々、与えられます。
その人は仕事をやりたくないあまりに、やっていないのに「やりました」と嘘の報告をするようになりました。
ちゃんと必要な連絡もしてますよ、というアピールのために、電話をかけているふりまでするようになりました。
繋がっていない、誰も出ていない電話口で普通に話をしていました。
あまりにも自然で、まさか繋がっていなかったとは思えませんでした。
だからこそ、それだけナチュラルに嘘をつけることがショックでした…
やっていない仕事を「やりました」と言ったことで、その後の整合性を合わせるために、どんどん嘘を積み重ねるしかなかったようです。
結局は、全てが明るみになり、その人は、職場での信用を完全に失いました。
上の人たちからも、やばい人扱いされるようになりました。
そこまでしてやりたくない公務員の仕事なのに、公務員であり続けることは、その人にとって本当に幸せなことなのか、わたしは、そう思わずにはいられませんでした。
そこまで自分を偽ってする仕事ってどうなんだ、と。
でも、振り返ってみるとさすがにここまでではないですが、わたしも自分をずっと偽り続けていたことを思い出しました。
かつてのわたしも…
わたしも安定したお給料を最優先に仕事を選び、公務員になりました。
でも、わたしも仕事が辛くて…
でも、安定の公務員を辞めるわけにはいかないので、毎日、自分を偽りながら、誤魔化しながら続けてきました。
毎日、仕事が嫌で憂鬱で、子どもにも夫にもイライラして…
そうやって、何とか心のバランスを取ることで、続けていました。
何年も自分を偽ってきたので、本当は何をしたいのか、本当の自分がもうわからなくなっていました。
わたしが好きな「海外ドラマ24」の主人公ジャックバウアーの次のようなセリフがあります。
「小さな一歩から一線を越えると、気づいたときには間違った方向に全力疾走している。そうなったら、最初の一歩を正当化するしかない」
本当にそうだなと思っていて。
一度、嘘をつけば、整合性を合わせるためにはどんどん嘘を重ねるしかない。
自分の本当の気持ちを偽っていたら…
自分の本当の気持ちとは、逆方向にどんどん進んでしまって、何が本当の自分なのか、わからない…
そうなると、最初の自分の選択を正当化するしかない…
間違えたと気づいても、簡単には後戻りできないから、間違った方向でも、全力疾走するしかない…
それは他に進むべき道が、もうわからないから…
他の道もあると気づいたら…
そんな中、何とか現状を変えたいという気持ちで、思い切ってブログを始めました。
時間は戻せないけど、少し進む道を変えてみた。
いつもは、ひたすら突き進んで気付かなかった「こんな道もあったんだ」という道を歩き始めてみたのです。
その道では、今まで出会うことのない人に出会い、そこで新たな価値観に出会うことで、何が本当の自分にとって大切なのか気づくことができました。
わたしは、家族と笑顔を過ごすために、心配ごとなく仕事に打ち込むために、お金の心配をしたくなかった。
だから、安定を求めてきました。
けれども、いつの間にかゴールが安定に変わってしまっていたことに気づきました。
そして今は、本当にやりたいことを見つけ、こうしたメッセージをお送りすることができています。
わたしもそうでしたが、1人では違う道を見つけるのは難しいです。
でも、もしあなたが、今歩いてる道とは違う道を歩いてみたい…
そんなお気持ちがありましたら、わたしでよければ、遠慮なくご相談くださると、とても嬉しいです。
本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!!