海籠り志カウンセラーのみやです。
今回もお越しくださり、ありがとうございます!!
現在、大河ドラマ「どうする家康」がクライマックスに向け、絶賛放送中です。
大河ファンのわたしは、今年も見てます!
先日は、「関ヶ原の戦い」が放送されていました。
あの天下分け目の戦いと言われた、「徳川家康率いる東軍」と「石田三成率いる西軍」の戦いです。
実は、わたし歴史上の出来事の中で1番好きなのが、「関ヶ原の戦い」なんです!
いろいろな武将の思惑が入り乱れ、誰が敵なのか味方なのかわからない、
そして、最後まで誰が裏切りるかわからない…
また、関ヶ原の戦いに至るまでもいろんなストーリーが絡み合っていて、そんなところも、好きな理由です。
好きな歴史上の人物は石田三成!
そして、石田三成も好きなんですよね〜。
20年前くらいの大河ドラマ「葵徳川三代」を見たことがきっかけで、石田三成が好きになりました。
石田三成を演じてたのが、超ベテラン俳優の江守徹さん。
これまで、石田三成はたくさんの映像作品に登場しますが、この葵徳川三代の石田三成が、個人的には歴代No.1です!
本当に魅力的な忠義者として描かれていて、野心なんか全くなく、常に豊臣家を第一に考え、家族や部下を想いやり、礼儀正しく、頭もキレる。
そして、江守徹さんって、こんなに、かっこよかったのか!と、びっくりするくらい美男子です。
ただ、作中で、これまたびっくりするぐらい、嫌われてるんですよね。
個人的にはこんな魅力的な人が、何で嫌われるのか不思議でなりませんでした…
史実の三成も真っ直ぐな忠義者というイメージが強いです。
自分を取り立ててくれた秀吉への恩を忘れず、豊臣家を守り、繁栄させることだけをひたすら考えていて、自分の保身や自分が権力を持つこと、私腹を肥やすことには、全く興味はなかったんだろうな、と感じます。
三成は覚悟を決め、関ヶ原の戦いへ…
秀吉の死後、だんだんと存在感を増していく徳川家康に三成は危機感を覚え始めます。
家康が会津の上杉家の討伐のため、大坂を離れたタイミングで、三成をはじめとした西軍は、家康討伐のために挙兵します。
この時の石高は、徳川家康が250万石、石田三成は19万石、で、両者には圧倒的な力の差がありました。
この頃の家康は、諸大名の中でも一目を置かれた実力者であり、そんな家康に戦を挑むのは、相当な覚悟がないと実行に移せないと想像できます。
それでも、当時の有力大名も石田三成の西軍側に加わりました。
そして、徳川方の本軍3万の兵が、戦いに間に合わなかったということもあり、関ヶ原の戦いは、当初は五分五分、石田三成側が勝てるチャンスは充分ありました。
しかし、結局は、味方の裏切りなどもあり、三成側の西軍は敗れてしまいました。
最後まで諦めない石田三成
三成は、負けが確定すると自害するわけではなく、逃げるんです。
これは、命が惜しくて逃げ出したわけではなく、体制を立て直すために、逃げたのです。
三成のなかでは、まだ家康を倒すことを諦めてはいなかったのです。
三成のなかで、本当に自分の命を賭けるべき時は、家康を倒すときだったんです。
だから、まだ、自害するわけにはいかなかったんですね。
自分の想いを遂げるためには、強敵にも覚悟を決めて挑んでいく。
どんなに不利な状況でも、少しでも可能性がある限り、最後まで諦めない。
そんなところが、石田三成の魅力だと思っています。
わたしが、石田三成を好きな理由でもあります。
石田三成は、志の人だった…
改めて考えると、石田三成は「志」の人だったんだなぁと思います。
それは、三成が残した言葉からかもうかがい知ることができます。
関ヶ原の戦いで敗れ、逃亡していた三成は、結局、徳川方に捕えられました。
そして、斬首の刑に処されることになります。
刑場に連行された三成は、喉が渇いたので、白湯を飲みたいといいます。
しかし、あいにく白湯の用意ができず、たまたまあった柿を渡されて、代わりに食べるよう言われます。
しかし、三成は「柿は腹に悪いから」と断ります。
これを聞いた周囲の人たちは、これから死ぬ人が、身体のことを気遣うのはおかしい、と笑います。
これに対し、三成はこう答えました。
「大義を思うものは、たとえ首をはねられる瞬間までも命を大切にして、なにとぞ本意を達せんと思う」
成し遂げたい大事なこと、志を持つ人は、最後の瞬間まで、諦めることなく、志を遂げようとするものである。
という意味に解釈できます。
この言葉からも、三成は最後の最後まで諦めることなく、ひたすらに自分の志を遂げようとしていることがわかります。
そんなところからも、三成は、「志の人」だなあと感じます。
志を持ち、後悔しない人生を生きた石田三成
わたしは、
志を持って生きる=後悔しない人生を生きる
ことだと考えています。
現在の日本に生きていると、死を身近に考える機会は少ないと思います。
でも、仮に明日で世界が終わるとしたら…
あと、少ししか生きられないとしたら…
自分が思うように生きてきたから、いつ死んでも後悔しません!そう胸を張って言える人は、少ないのではないでしょうか。
もっとこうしておけば良かった…
ああすれば良かった…
これをやっておけば良かった…
そんな風に思う場合が、多いのかもしれません。
志を持って生きることができると、自分にとって本当に大事なこと、成し遂げたいことがわかっているのでそれに向かって進んでいくことができます。
自然と後悔しない生き方ができるのです。
石田三成は、まさにそうでした。
石田三成が処刑される直前の言葉からもわかります。
当時、刑場で処刑される直前に、念仏を唱えることが、慣例でした。
しかし、三成はこれを断ります。
そして、こう言いました。
「念仏は無用に願おう。わしは行く末を案ずるようなことは少しもしておらぬ。泉下にて、太閤殿下にお目通り叶うが楽しみである」
三成は、太閤殿下(秀吉)から受けた恩を決して忘れることはなく、自分のことよりも、豊臣家を守ることを第一に考え、そのために、なすべき事をしてきました。
結局は、戦いに負け、罪人として処刑されることになり、三成は志を遂げることはできませんでした。
しかし、最後の最後まで諦めることなく、志を遂げようとした三成は、最期の時を迎えても後悔することはなかったのでした。
そんな生き方をした三成だからこそ、地獄に堕ちるようなことはしていないから、死ぬことは怖くないし、むしろあの世で太閤殿下(秀吉)に会えることが楽しみ、という心境になったのです。
三成の生き様は、志を持って生きることは、まさに後悔しない人生を生きることだと教えてくれています。
わたし自身も、海籠り志カウンセラーとして後悔しない生き方をしていこう、と改めて感じました。
本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!!