どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます!!
今の仕事は楽しいですか?
そう聞かれて、少なくとも以前のわたしは、「楽しい!」とは、言えませんでした。
そもそも、楽しいとかじゃなくて、我慢して自分の時間を切り売りしてるからこそ、お金をもらえる。
楽しみながら、お金をもらおうなんて甘い考えだ、とさえ思ってました。
けれど、大河ドラマ「新選組」の原田左之助のセリフから、「自分にとって、楽しいかどうか」を判断基準にしたほうが、上手くいくことに気づいたのでした。
まぁ、どっちが楽しいかだよな。
大河ドラマ新選組の終盤。
新選組は、甲州勝沼の戦いで、新政府軍に敗れます。
今後の方針を決める時に、新選組局長・近藤勇と新選組幹部・永倉新八とで意見がわれ、口論となります。
その時に、近藤さんは、自分に従わない永倉さんに対し、
これは命令だ!!
と言ってしまいます。
永倉さんは、新選組の創設メンバーの一人であり、近藤さんに敬意を払いつつも、あくまで同志として対等に接してきた人でした。
新選組が大きくなり、局長・近藤勇に物言える人が少なくなる中で、永倉さんは、苦言を呈することができる、数少ない人でした。
そんな永倉さんなので、「命令」という近藤さんの言葉は受け入れられず、
我らはあなたの家来ではない!!
と言い放ち、ここで近藤さんと永倉さんは袂をわかつことになります。
永倉さんは、立ち去る時に、その場にいた同じ創設メンバーの原田左之助に
「お前はどうする?」と問います。
永倉さんと左之助は、新選組の中でも特に仲が良く、よく一緒にいました。
でも、左之助は近藤さんのことも大好きで、新選組は命をかけて戦ってきた大事な場所です。
永倉さんか近藤さんのどちらかを選ぶ…
究極の選択です。
そこで左之助が呟いたのが、
「まぁ、どっちが楽しいかだよな」
でした。
左之助の判断基準は、自分にとって楽しいか、楽しくないかでした。
結局、命令され縛られることを嫌った左之助も新選組を離れました。
新選組の本放送は、2004年です。
わたしはその時、大学4年生でした。
大きな会社の正社員になることが正義、と考えいたバリバリの安定志向の頃でした。
だから、楽しいかどうか、で自分の進むべき方向を決めちゃう左之助が理解できませんでした。
でも、それから15年以上経ち、年齢も重ね、社会人としての経験も積み、いろんな人を見てきた今、またこのシーンを見返すと、左之助の言うことに納得している自分がいました。
楽しくないことを続けていたら、いつか限界がきます
明日から仕事という時、ほとんどの人が憂鬱になります。
じゃあ、何で憂鬱なのに続けているのか?
まず一つは、お給料をもらうため。お金がないと、生活していけません。
ここが1番大きいですよね。
あとは、仕事に行かないと、上司に怒られる、周りに迷惑がかかる、結果的に自分も困ったことになるということも、あると思います。
生活もかかってるし、いろんな縛りがあるから、やりたくないことでも、我慢し続けてしまいます。
でも、それが続くと限界を迎えてしまいます。
自分の社会人経験の中で、そんな人たちを何人も見てきました。
人手が足りず、もともと好きでない仕事にもかかわらず、倍の仕事量を任され、頑張っていた人は、結局、心を病んでしまいました。
間違っていると思っていても、上司の命令だからと言われ、言う通りにし続けていた人も、心を病んでしまいました。
もともと、自分のことをあまり話さなかった人で、いろいろ抱え込んでしまったのか、ある日突然、失踪してしまいました。
実際にそんな人たちを見てきて、我慢し続けることは、全然、美徳なんかじゃないと気づかされていきました。
わたしは仕事とは我慢するもの、そして我慢は美徳だと、昔は思っていました。
でも、我慢し続けた先に待っていた結末は、あまりに辛いものでした。
楽しいからこそ、続けられる
わたし自身も公務員を続けていて、仕事がつらくて、でも公務員だから何となく、辞めるのがもったいなくて、我慢し続けてきました。
でも、辛くて全て投げだして、逃げたいと何度も思いました。だから、失踪したくなる気持ちもすごくわかります。
現状を変えたくて、いろいろ模索していく中で、好きなことを仕事にできることを知り、変わっていくことができました。
ストレスの溜まる仕事や育児、家事もしなきゃいけない、時間のない中で、副業から始めました。
普通に考えると、時間がなくて、しんどい状況なんでしょうが、好きなことをしているので、単純に楽しかった。
だから、時間がない中でも続けてこれたんです。
そして、今、頑張っていくことによって、未来が変わっていくという、希望があることも続けられた要因の一つです。
ちなみに、わたしの尊敬しているMr.Childrenの桜井さんも、苦しい時期もあったけど、ずっと続けてこれたのは、「好きだから、やってる」という想いがあったから。
と語ってらっしゃいます。
その時のミスチル桜井さんのインタビューを聞いて書いた記事がこちら
原田左之助のように、楽しいか、楽しくないかの判断基準というのは、実は、仕事を継続していく上で、とても大事なことだったのでした。
18年越しにそのことに気づくことができました。
本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!!