海籠り志カウンセラーのみやです。
本日もお越しくださり、ありがとうございます！！
実は、わたしは某大手民間企業に3年ほど、勤めていたことがあります。
当時、安定志向の塊だったわたしは、その会社で働ければ、安定した生活ができると思い、応募しました。
正社員の募集はなかなかなく、契約社員という身分で採用されました。
その会社は、上半期、下半期の年2回、会社のこれからの取り組みや理念なんかを全社員で共有する、全社員ミーティングがありました。
ミーティングでは、新潟エリアの社長の話があります。
わたしは、ある時の全社員ミーティングでの当時の社長の話が今でも、忘れられません。
その言葉とは…
「会社のために犠牲になろうとか、思わないでください」
「会社は利用するものです。自分のやりたいこと、生きたい人生を生きるために、会社を大いに利用してください」
という話でした。
最初に聞いた時は、耳を疑いました。
社長がそんな事言って、大丈夫なのか、と。
会社にとっては、会社のために尽くしてくれる人材のほうが、ありがたいのではないか、と。
組織って、そういうものじゃないか、我慢の対価でお金がもらえるのに、利用してもいいのか…
でも確かに、やりたいことをやっていたり、夢の実現に向けて頑張っていたり、そんな人が働いている会社のほうが、結果的に会社にも活気が溢れ、利益にも繋がるかもしれない、と感じました。
トップがこういう考えだから、この会社は大きくなれたんだな、とも思いました。
わたしは正社員ではなかったため、結果的にはより安定を求めて、3年くらいで辞めてしまいました。
この社長の言葉は、わたしの中で何年経っても、残っています。
でも、日々お仕事をしていると…
でも、わたしもそうでしたが、日々お仕事をしていると、気づけば、会社に利用されていることが多いのではないでしょうか。
少ない人員で仕事を回さなくちゃいけなくて、上司に現状を訴えても、何も改善されず、ねぎらいの言葉だけで誤魔化されたり。
心身ともに病気になってしまうくらい、追い詰められてしまったり。
他にやりたいことがあるのに、日々の仕事にエネルギーや時間を吸い取られて何も進まないまま、年月が流れたり。
人生の主導権は誰にある？
でも、会社のために犠牲になる必要はなかったのです。
自分が生きたい人生を生きるために、会社を利用しちゃってよかったのです。
今、振り返ると、当時の社長が「会社は利用するもの」と言った言葉の裏には、やりたいことや夢を実現するこてを諦めないでほしい。
そんな想いがあったのではないか、と感じます。
多くの日本人真面目なので、自分のことは後回しで、会社のために頑張りすぎる人が多いです。
おそらく、社長もそんな人を何人も見てきたと思います。
でも、本当にやりたいことや夢の実現を諦めたら、そこで伸びしろも止まってしまう。
そんな社員ばかりになったら、会社の成長も止まってしまいます。
その会社にやりたいことがなくて、結果的にその会社を離れることになったとしても、それでもいいんです。
やりたいことを実現するために、その会社で知識や技術や経験を磨いたり、本当にやりたいことが収益化されるまで、生活費を稼がせていただいたり。
会社のために犠牲になるのではなく、自分が生きたい人生ややりたいことを実現するため、会社を利用する。
会社に利用されていないか、人生の主導権はちゃんと自分にあるのか、今一度、振り返ってみる機会にしていただけると幸いです。
