どうもみやです。本日もお越しくださりありがとうございます!
わたしはサイモン&ガーファンクル(以下、S&G)が好きです。彼らの楽曲の中でも、とくに好きなのが、「I am a Rock」という曲です。
詞の内容はネガティブで、個人的には元祖ひきこもりソングだと思っています。
実は、この曲こそ、わたしに「ネガティブは実は魅力」と気づかせてくれた曲でもあるのです。
ネガティブだからこそ、ファンになった
I am a Rockは、歌詞の内容を知らずに聞いていると、わりと明るい印象の曲に聞こえます。
わたしは、歌詞の日本語訳を見るまでは、ネガティブな曲だとは全く知りませんでした。
そのため、日本語訳を見たときは、衝撃を受けました。
こんなに、ネガティブな内容が並ぶ歌詞だったとは…。
友情も愛情も自分を傷つけるだけだから、1人で自分の世界に閉じこもって生きていくような、そんな「孤独」な人物の心情を歌い上げていた曲でした。
ネガティブな内容ですが、共感する部分が多く、わたしはI am a Rockの日本語訳を知ったことがきっかけで、S&Gのファンになりました。
ポール・サイモンの書く詞の世界に魅了され、そんな歌詞を書くポールがどんな人物なのか、ということも気になるようになりました。
まさに、ネガティブだからこそ、ファンになったのでした。
共感する歌詞
I am a Rockの歌詞の中でも、特にラストのサビからラストまでの歌詞が好きなので、少しご紹介したいと思います。
ちなみに、日本語訳は英語の心得がないわたしが、訳したものなので、間違っている可能性があるので、なんとなく、雰囲気を感じ取っていただければと思います。
I have my books
And my poetry to protect me
I am shielded in my armor
Hiding in my room, safe withn my womb
I touch no one and no one touches me
I am a rock
I am an island
And a rock feels no pain
And an island never cries
written by Paul Saimon
わたしは自分を守るための本と詞を持っている。
わたしは鎧で身を守り、
自室に隠れて、母の胎内の中のように安全
誰とも関わらなければ、誰も関わってくることはない
わたしは岩
わたしは島
なぜなら、岩は痛みを感じない
そして、島は決して泣くことはないから
少し、ひきこもりを連想する歌詞ですね。現在ならば、本や詞のところにネットやスマホとかが入ってくるのかな、なんて想像してしまいます。
普段から、I am a rockをよく聴いていますが、本当に何もかも嫌になって、1人なりたいとき、この曲によく助けてもらいました。
そっと静かに寄り添って、気持ちを理解してくれるような、わたしにとってはそんな曲です。
無感情になりたいと思った過去
日々、生活している中で、特に仕事で辛いことが多く、いっそ何も感じない無感情なら良いのに、と思ったこともありました。
感情があるから、人から言われたことにいちいち傷ついたり、心が痛んだり、苦しくなったりするんだと。
無感情になってしまうと、逆にうれしいことや楽しいことも何とも思わなくなってしまいます。
それって、すごくもったいないし、仕事ごときでそこまで自分の感情を変えてしまうことも、もったいないことだと、今は思っています。
そんなことを考えた過去があったからこそ、ポール・サイモンが自身を感情を持たない「岩」や「島」にたとえたことに、すごく共感したのでした。
今や世界的なミュージシャンとして大成功を収めているポール・サイモンが若かりし頃、そんな想いを抱いていたのかと想像すると、何だかすごく身近な存在に思えてならないのです。
ネガティブだって魅力になる
聴く人の心を救うような歌詞は、前向きなポジティブな内容でないといけないようなイメージがあります。
しかし、ネガティブな曲でも聴く人の心を救い、勇気づけることができる。
S&Gの名曲I am a rockからこのことに気づくことができました。
そして、ネガティブな内容だったからこそ、S&Gのファンになり、ポール・サイモンの詩の世界に見せられ、今やわたしの尊敬する人物の1人です。
もし、I am a rockがイメージ通りの明るい曲だったら、そこまでS&Gのファンになっていなかったかもしれません。
まさに、「ネガティブこそ魅力」というのを身をもって気づけた経験でした。